豊かな自然に囲まれた世界遺産の街、熊野エリア(和歌山県)

和歌山県熊野エリア 熊野本宮大社

和歌山県南部に位置する「熊野三山」と呼ばれる三つの大社へと通ずる、熊野エリアは神話の世界と自然溢れる旅の楽しみを満喫できます。

神話の世界へ通ずる熊野川舟下り

その昔、熊野三山である熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社を参拝巡りする人々は、熊野本宮大社をお参りした後に新宮、那智へと小さな木船で川下りをして向かったそうです。
現在も毎年3月~11月の期間には、道の駅「瀞峡街道熊野川」から熊野速玉大社の川原まで川舟が運航されています。
船には熊野古道の語り部が乗りこんでおり、熊野の歴史ガイドを聞き景色を楽しみつつ川下りを体験できます。

和歌山県熊野エリア 熊野川・川舟下り

熊野川・川舟下り (写真提供:公益社団法人和歌山県観光連盟)

熊野三山のひとつ「熊野本宮大社」

熊野本宮大社は、熊野三山(本宮・速玉・那智各大社)の中心的存在で、全国に3000社以上ある熊野神社の総本宮で、社殿が建てられたのは飛鳥時代とのことだそうです。
向かって左手社殿には、夫須美大神(ふすみのおおかみ)・速玉大神(はやたまのおおかみ)、中央は主神の家津美御子大神(けつみみこのおおかみ)、そして右手は天照大神(あまてらすおおみかみ)が祀られています。
平安時代には、皇族や貴族の間でも熊野信仰が広まっていき、京都から熊野古道を通って上皇や女院の一行が参拝に訪れていたそうです。
そして室町時代には、武士や庶民の間にも熊野信仰が広まり、身分や性別を問わず全ての人を受け入れ、たくさんの人々が常に参拝に訪れていたようです。

和歌山県熊野エリア 熊野本宮大社

熊野本宮大社 (写真提供:公益社団法人和歌山県観光連盟)

紀元前の創建といわれる世界遺産「阿須賀神社」

熊野川河口の神秘的な山、蓬莱山に建つ阿須賀神社は、社伝によると紀元前423年の考昭天皇の代に創建されたとのことだそうです。
悠久の歴史を物語るように、神社境内からは弥生時代の竪穴式住居が出土しているそうです。
2016(平成28)年に世界遺産に登録されています。

和歌山県熊野エリア 阿須賀神社(阿須賀王子跡)

阿須賀神社(阿須賀王子跡) (写真提供:公益社団法人和歌山県観光連盟)

川原を掘れば湯が湧き出る「川湯温泉」

川底から絶えず湧き出す70度以上の源泉がある「川湯温泉」。
この日本では珍しい川湯温泉ですが、熊野川の支流大塔川の水を混ざり合い、入湯するのにちょうど良い温泉を楽しむことができます。
夏には、川遊びで冷えた体を温め、冬になれば川の風景を見ながらの大露天風呂「仙人風呂」を楽しめます。

和歌山県熊野エリア 川湯温泉

川湯温泉 (写真提供:公益社団法人和歌山県観光連盟)

自然美が美しい「百間山渓谷」

百間渓谷の全長約3キロ続く渓流沿いの景色は、大小30余りの滝やたくさんの巨岩奇岩が彩ります。
渓谷の入り口には、大塔山系に生息する特別天然記念物「ニホンカモシカ」を自然飼育している「カモシカ牧場」や、優美に流れ落ちるな美しさを誇る「かやの滝」など、四季の自然あふれる彩りを体感できる散策が楽しめます。

和歌山県熊野エリア 百間山渓谷

百間山渓谷 (写真提供:公益社団法人和歌山県観光連盟)