豊かな自然に囲まれた美しい島、久米島

久米島 はての浜

久米島は、沖縄諸島でも最西端の島で沖縄本島から飛行機で約30分、沖縄本島西方向より100kmほど離れた場所にあります。
久米島は、琉球王朝時代から『球美の島(くみのしま)』とも呼ばれ、その風光明媚で美しい自然が人々を魅了してきました。
その自然の美しさをたたえるべく、久米島は島全体が県立自然公園に指定されています。
多彩な魅力に溢れる、沖縄諸島の離島「久米島」のスポットを紹介してきます。

美しさを誇る無人島の浜「はての浜」

オアフ島の天国の海のように美しい景色と評判の絶景が広がる久米島で一番の人気観光スポット「はての浜」。
7キロも続く白い砂浜で出来上がっている島「はての浜」は、久米島の沖合に浮かぶ無人島です。
真っ白な砂浜に、どこまでも澄み切ったエメラルド色の海、その美しさは、言葉で言い表せないほどの光景と呼ぶにふさわしい風景です。
浜周辺は、シュノーケリングやダイビングに最適なスポットとしても人気の高い場所です。

久米島 はての浜

久米島 はての浜(C)沖縄観光コンベンションビューロー

一面に広がる亀の甲羅?「奥武島の畳石」

久米島と海中道路(橋)で繋がっている島「奥武島」は、周囲2キロの小さな島です。島には「畳石」と呼ばれる大自然が作った亀の甲羅のようないくつもの五角形や六角形の岩が広がる風景があります。
約1000個はあるという「畳石」の岩は海岸に広がっていますが、もともとは溶岩が冷えて固まったものだそうで、さまざまな大きさのものがありますが、大きいものでは直径2mというサイズのものがあります。
「畳石」は、見た目が亀の甲羅に見えることから「亀甲岩」とも呼ばれており、沖縄県の県指定天然記念物に指定されています。

久米島 奥武島の畳石

久米島 奥武島の畳石(C)沖縄観光コンベンションビューロー

子宝を祈願するパワースポット「ミーフガー」

久米島には、子宝に恵まれるスポットがあります。
それは「ミーフガー(女岩)」と呼ばれている岩なのですが、その形状が裂かれたように穴が開いていて女性の象徴としてたとえられているそうです。
「ミーフガー(女岩)」は、浸食や風化によって造られましたが、20mを越える大きな岩が寄り添うように並んでかたどられています。
この岩に向かって手を合わせて子宝祈願をすると、望みが叶うと言われていることから、子宝のパワースポットと呼ばれているそうです。

久米島 ミーフガー

久米島 ミーフガー(C)沖縄観光コンベンションビューロー

久米島全体を見渡せる、360度展望できる「宇江城跡」

沖縄県内でもっとも高い場所にある標高約310mの宇江城跡(うえぐすくじょうあと)
城跡からは、島のほぼ全体を眺めることができ、天気が良いと沖縄本島まで望めることもあります。
眺めが良いことから、琉球王朝時代に中国から戻ってくる船をいち早く発見できたと言います。
また、城跡は中国からの陶磁器など多くの出土品が発掘されており、歴史的にも重要な場所だそうです。

久米島 宇江城城跡

久米島 宇江城城跡(C)沖縄観光コンベンションビューロー