伊勢志摩を巡る2泊3日の旅

伊勢志摩 宇治橋新鳥居 No3

伊勢神宮とは1つの神社ではなく「豊受大神宮(とようけだいじんぐう)【外宮(げぐう)】」と「皇大神宮(こうたいじんぐう)【内宮(ないぐう)】」との2つの「正宮(しょうぐう)」を中心として、伊勢の周辺に14の別宮、109の摂社・末社・所管社など計125の宮社の総称なのです。

旅の初日は、伊勢神宮から始まる

JR伊勢市駅に9:30頃に到着し、徒歩10分ほどの距離にある伊勢神宮の外宮(豊受大神宮)に向かいます。
伊勢神宮は、親しみを込めて「お伊勢さん」とも呼ばれています。

伊勢志摩 外宮正宮 No1

伊勢志摩 外宮正宮(C)伊勢志摩観光コンベンション機構

豊受大神宮の祭神は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)のお食事を司る御饌都神(みけつかみ)である「豊受大御神(とようけおおみかみ)」をお祭りしており、豊受大御神は衣食住や産業の守り神です。
樹齢が数百年の楠を始め、多くの木々に囲まれた参道を歩いていると、とても穏やかな気持ちになってきます。
「御正宮(ごしょうぐう)」をお参りした後は、別宮の土地を守る神様「土宮(つちのみや)」、農作物を育むために必要な雨と風を司る神様「風宮(かぜのみや)」、そして、別宮の「多賀宮(たかのみや)」もお参りをしました。

伊勢志摩 多賀宮 No2

伊勢志摩 多賀宮 (C)伊勢志摩観光コンベンション機構

大木に囲まれた敷地の中、清々しい気持ちでお参りを終えて、次の目的地である内宮へとバスで向かいます。
外宮前バス停から、三重交通バスの内宮行きに乗車して、およそ15分で内宮前に到着です。
バス停から内宮まで歩いて10分ほどですが、大鳥居をくぐり抜け宇治橋を渡り右へ曲がり砂利道を進みます。

伊勢志摩 宇治橋新鳥居 No3

伊勢志摩 宇治橋新鳥居(C)伊勢志摩観光コンベンション機構

「手水舎」で手を清め、木々に囲まれた参道を歩き進みますと「正宮」に到着。
石段を登り「正宮」へと近づきます。

伊勢志摩 内宮正宮 No4

伊勢志摩 内宮正宮(C)伊勢志摩観光コンベンション機構

外宮と内宮を回った2時間ほどの間、ずっと心落ち着く安らぎを感じ、満ち足りた気分になり、とても幸せな時を過ごしました。
そして、内宮近くのお土産屋さんや料理店が並ぶ、おかげ横丁で名物「伊勢うどん」でランチタイム。

伊勢志摩 伊勢うどん No5

伊勢うどん(C)伊勢志摩観光コンベンション機構

弾力のあるもちもちした麺と、甘さ控えめのつゆが特徴の美味しいうどんです。
ランチ後は、バスで伊勢市駅まで戻り、伊勢市駅から、バスに50分ほど乗車して

次の目的地「伊勢シーパラダイス」へ・・・。
伊勢シーパラダイスの魅力は、スピーディーにショーアップされたアシカショーやお茶目なダンスをするセイウチ、そしてイルカとキャッチボールで遊び、カワウソと握手、エイにタッチ、ゴマアザラシとお散歩するなど、海の生物と触れ合うチャンスが多いことなのです。

伊勢志摩 二見シーパラダイス No6

二見シーパラダイス(C)伊勢志摩観光コンベンション機構

楽しくて思わず童心に返って、海獣たちと戯れてしまいました。

旅の2日目の朝は、とっておきの日の出を参拝!

夫婦岩から昇る美しい日の出を見るために、伊勢シーパラダイス近くの二見浦海岸沿いの旅館に宿泊しました。
いくつもの木造旅館が立ち並ぶ海岸には、明治時代に建てられたという由緒ある旅館もありました。
この地では、夏至の頃を基準に5月上旬~7月下旬の間、夫婦岩の間から日の出を拝むことが出来るというので、今回はとても良いチャンスでした。
夫婦岩は、二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)の境内にあります。
この神社の御祭神は、猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)が祀られたいて、縁結び、夫婦円満、交通安全などにご利益があるそうです。

伊勢志摩 夫婦岩の朝日夏至の頃

夫婦岩の朝日夏至の頃(C)伊勢志摩観光コンベンション機構

海上の夫婦円満のシンボルの夫婦岩、男岩の高さはおよそ9m、女岩の高さはおよそ4mで、二つの岩を大注連縄(おおしめなわ)が結んでいます。
神々しい光を放つ朝日が、まぶしくとても綺麗でした。

日の出の見学で早起きしましたので、一番で朝食をいただいた後、最寄りの二見浦駅から歩いて15分ほどの位置にある「伊勢安土桃山文化村」へ出発です。
9時過ぎに伊勢安土桃山文化村に到着して、早速入村です。

伊勢志摩 安土城_伊勢安土桃山文化村 No8

安土城 伊勢安土桃山文化村(C)伊勢志摩観光コンベンション機構

パーク内には、織田信長が築城した幻の「安土城」を史実に基づき再現した43m原寸大の安土城に、楽市楽座、戦国砦など安土桃山時代の街並みが再現されています。

その他にも、数々の仕掛けが施された伊賀忍者の妖術屋敷や忍者からくり迷路がある体験処、花魁芝居や迫力満点の忍者アトラクションを観られる観劇処、火縄銃や手裏剣、弓矢に吹き矢などで遊べる遊び処、戦国時代の歴史や忍者のことを知る学び処などがパーク内には点在しています。

戦国時代と忍者の世界をたっぷり楽しめるテーマパークで、ここでも童心に返って楽しんでしまいました。

昼近くまで遊び、次の目的地である鳥羽へと電車に乗り、10分ほどで鳥羽駅に到着、駅近くのミキモト真珠島へ向かいます。

御木本幸吉が世界で初めて養殖真珠に成功した場所であるミキモト真珠島は、現在は観光施設として運営されています。

島内では、海女さんの作業の実演や真珠博物館、真珠王の御木本幸吉の生涯を紹介する御木本幸吉記念館などを見学できます。

伊勢志摩ミキモト真珠島No9

ミキモト真珠島(C)鳥羽市

伊勢志摩 ミキモト真珠島(真珠王冠) No9

ミキモト真珠島(真珠王冠)(C)鳥羽市

また島内には、「ラブラブの石」と呼ばれるハート型の石や縁結びの「珠の宮」「願いの井戸」など恋心をかき立てる場所もあり、1時間弱の島内散策はとても楽しい想い出となりました。

次に向かったのが、約1,200種類もの海や川の生き物がいる飼育種類数が日本一の鳥羽水族館です。

伊勢志摩 鳥羽水族館 外観

鳥羽水族館 外観(C)鳥羽市

伊勢志摩 鳥羽水族館 エントランスホールNo10

鳥羽水族館 エントランスホール(C)鳥羽市

3日目のスタートは、スペインの街並みが並ぶ志摩スペイン村

スペインの街並みを忠実に再現した「志摩スペイン村」は、スペインの建築物に博物館、そしてフラメンコショーなどを観劇、そして数々のスペインをテーマにしたアトラクションなど、全部で30アイテムほど揃っているテーマパークです。

旅の最後に訪れたのは、「日本の夕陽百選」にも選ばれた英虞湾をクルージングで楽しもうと、賢島エスパーニャクルーズの乗船です。

伊勢志摩 賢島 No11

伊勢志摩 賢島(C)伊勢志摩観光コンベンション機構

クルージングは、紺碧の海と緑の島々を眺めながら、美しいリアス式海岸を周遊するコースです。

1周およそ50分ですが、英虞湾内の波は穏やかでデッキにて潮風に吹かれながら、船旅をたっぷりと味わうことができました。

伊勢志摩の美味しい食事と、伊勢神宮のお参りにテーマパーク、そして水族館巡りという充実した3日間の旅行でした。