歴史と自然を思いっきり楽しめる「舞鶴」

舞鶴 五老スカイタワーと舞鶴湾

舞鶴は、江戸時代から明治時代に北海道から大阪へと、米や魚を運んでいた「北前船」の寄港地として、そして藩内の商品流通を全国の市場にも結びつける拠点として大いに栄えた地域だそうです。

関ヶ原の戦い、前哨戦の舞台「田辺城」

東軍の徳川家康方と、西軍の石田三成方の天下分け目の決戦、関ヶ原の戦い。
そのおよそ2か月前に、石田三成は1万5千の軍勢で舞鶴の田辺城へと攻め込みました。
田辺城は、織田信長の命を受け丹後を平定していた細川幽斎によって築城された城ですが、攻め込まれたときは幽斉率いる兵の数はわずか500人だったそうです。
この軍勢で石田軍を迎え撃たねばならない状況は圧倒的な不利であることから、幽斉は城にこもる戦術「籠城」で無事に難を逃れたそうです。

舞鶴 田辺城と舞鶴公園

田辺城と舞鶴公園 (C) 京都府北部地域連携都市圏振興社

田辺城跡には、現在舞鶴公園としてグランドや庭園のある市民の憩いの場になっています。
天守閣はありませんが石垣が現在残っており、城壁や大手門と二層櫓である彰古館が復元され、それらの建造物は見応えのある造りとなっています。
園内には、田辺城の資料館として彰古館が建てられ、城や丹後の資料が展示されています。

舞鶴 田辺城 彰古館

田辺城 彰古館 (C) 京都府北部地域連携都市圏振興社

歴史ある建造物群「舞鶴赤れんがパーク」

舞鶴市には、1901(明治34)年の旧海軍の舞鶴鎮守府の開庁に伴い、明治期から大正期にかけて建設された赤れんがの建造物が、今も残っています。
北吸地区の「赤れんが倉庫群」は、12棟のうち8棟が国の重要文化財に指定され、
「舞鶴赤れんがパーク」として運営されています。

舞鶴 赤れんが博物館

赤れんが博物館 (C) 京都府北部地域連携都市圏振興社

各建物は、博物館、舞鶴市政記念館、工房やイベントホール、カフェや展示施設となっており、不定期でアートフェスタなども開催されています。

舞鶴 市政記念館内部

舞鶴市政記念館内部 (C) 京都府北部地域連携都市圏振興社

雄大な日本海を望む舞鶴湾の公園「舞鶴親海公園」

「舞鶴親海公園」は、湾内を行き交う船舶を眺められる開放的な施設です。
園内には、停泊する大型豪華客船の海上プラネタリウムが体験できる「エル・マールまいづる」が人気の施設です。
その船内には、舞鶴の歴史やエネルギー・電気に関する展示されています。
プラネタリウムでは、海の上で星を眺めているかのような気分を味わえ、優雅な星空観察が可能です。
また、公園内では安全柵もあり、安心して釣りをすることが可能です。
鯵、アオリイカ、黒鯛、サヨリ、ヒラメ、赤魚鯛、鰈、シロギスなどが釣果に上げられており、魚影も濃く厳寒期以外は良く釣れるスポットだそうです。

舞鶴 舞鶴親海公園

舞鶴親海公園 (C) 京都府北部地域連携都市圏振興社

京都ならでは、ほっこりする農園「舞鶴ふるるファーム」

舞鶴市が開設した農業公園「舞鶴ふるるファーム」は、おもわず「ほっこり」するような、のどかな農村の雰囲気を味わえる場所です。

舞鶴 ふるるファーム日本海を望む

ふるるファーム日本海を望む (C) 京都府北部地域連携都市圏振興社

ファーム内では、農業・農村体験「わんぱく農村体験学校」「田んぼ実りの学校」や、工房では「フルーツ大福教室」などが開催されます。
いちご狩りや農産海産物直売所「ふるるマーケット」など、農村を楽しむ遊び方が色々体験できるようにもなっています。
ファーム内のバイキング形式のレストランは、地元で採れた野菜・食材を使用した体に優しいメニューの料理が豊富です。

舞鶴 ふるるファーム2

ふるるファーム (C) 京都府北部地域連携都市圏振興社