日本遺産に登録!『足利学校』は日本で一番古い学校史跡です!
教科書でおなじみのイエズス会宣教師のフランシスコザビエル。
そのザビエルが、「日本国中最も大にして最も有名な坂東のアカデミー」と記録しているのが、今回ご紹介する『足利学校』です。
足利に行ってきました。足利学校は建物も庭も展示も素敵。一角には毛利三矢(植物)がいました。元春兄上は咲いてなかったの…… pic.twitter.com/nVbVmYOa5c
— 紅葉 (@ai_love_liebe) 2019年4月16日
時は室町時代、「足利」は、足利氏が室町幕府を開いたことに由来していますが、ちょうどそのころの代表的な文化財の1つが『足利学校』です。
当時、この『足利学校』で、庶民も読み書きや算術等を学ぶことができたそうですよ。
〈味わおう栃木の風景〉
足利学校跡(足利市)pic.twitter.com/Joh0Q3VG6Cpic.twitter.com/SVs4I3Tlsz #vvaren— 栃木SC戦情報🐒4/20🆚V・ファーレン長崎 (@visit_greensta) 2019年4月16日
『足利学校』のシンボル的存在の「学校門」。とても存在感があります。学校に入るのに、気持ちが引き締まる気がします。
入館料は一般が420円、高校生は210円です。中学生以下の方は無料です。入館料を払うと、「入学証」をもらいます。
これから受験を迎える学生さんにはなんとも縁起がいいですね。
参観時間は、4月から9月は午前9時から午後4時30分、10月から3月は午前9時から午後4時までとなっています。休館日は原則第3月曜日と年末年始です。
『足利学校』で学ぶ!全身で「孔子」を感じる貴重な経験を。
『足利学校』と言えば、何と言っても「孔子」です。儒教の影響を多大に受けています。
「孔子像」はもちろんのこと、「孔子」を祀っている「孔子廟(びょう)」は『足利学校』の見どころの1つです。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「論語」の素読を体験したり、「宥座(ゆうざ)の器」に水を入れて、「いっぱいに満ちて覆らないものは無い」という孔子の教えを体感したり、『足利学校』にはいたるところに学びがいっぱいです。
『令和』発表で注目!『足利学校』で新元号に触れてみませんか?
昔から『足利学校』では、古い書籍を大切に保管してきました。その所蔵品の中に、今回の新元号である『令和』の典拠、「万葉集」があったそうです。
これを受けて、『足利学校』は大盛り上がり!新元号『令和』の典拠部分を特別公開する運びとなりました。
特別公開時は、平成31年4月6日から令和元年5月26日までで、開催期間中は参観時間が午後5時までに延長されています。
新しい一万円札の肖像画に採用された渋沢栄一の直筆の書が、栃木県足利市の足利学校で特別に展示されている。「温良恭謙譲」と書かれた書は、儒学の深い知識を持つ渋沢が生前足利学校に寄贈したものとされ、孔子が人に接する際の穏やかで素直な態度を表したことばだという。https://t.co/998HWAVBpI
— NHK@首都圏 (@nhk_shutoken) 2019年4月17日
また、この特別公開にリンクするように、「とちぎ歴コレ2019企画」も開催されます。
『平成』、『昭和』、『大正』そして『明治』の典拠書籍が一挙大公開されます。こちらの公開は、平成31年4月20日からです。
史跡足利学校
栃木県足利市昌平町2338
日本最古の学校として知られる国指定史跡。無料の漢字検定で知を磨いた後は、宥座之器(ゆうざのき)で孔子が説いた“中庸の精神”を学ぼう。平成27(2015)年に日本遺産に認定された。pic.twitter.com/epPm75kKWv— 関東名所&観光スポット紹介Bot (@kanto_meisyoBOT) 2019年4月12日
歴史を感じられる『足利学校』で、大人で、有意義なひとときを♪
個人的には「素読」の体験がおすすめです。
「あ、これ、学生の時に習ったような気がする。」という「論語」を、ただただ無心に素読する。それだけで、気持ちが穏やかになるような気がします。
いつ行っても楽しめる『足利学校』ですが、やはり新元号『令和』の公開は見逃せないと思います。
また、「元号書写体験」や「クイズラリー」、「百人一首和装模範試合」の見学等、期間限定イベントもちょこちょこ開催しているので、気になる方は公式ホームページをチェックしてみるといいでしょう。
>保管されている「万葉集」は、幕末から明治にかけて活躍した画家、田崎草雲の遺品として寄贈されたもので、訪れた人たちは実際の序文をじっくりと見たり、拡大されたパネルの前で写真を撮ったりして、新たな時代に思いをはせていました。
足利学校 新元号で万葉集を公開 https://t.co/1e6HvgPa2b
— 玻璃 (@hari952624) 2019年4月11日
今、『令和』で話題の『足利学校』へ足を運んでみてはいかがでしょうか?