この3選、パンフレットを開いたら、間違いなく行きたくなっちゃいますよ!
大自然の魅力が、これでもか!と言うように、私たちに迫ってくるのです。
数あるパンフレットの中でも、これほど迫力のある写真はなかなかありません。
観光パンフレットを作っている地元の自治体や観光協会は、地元を知り尽くしていて、地元愛にあふれていますから、それを見た私たちは思わず引き込まれてしまうのではないでしょうか。
パンフレットを見ていると、その地域に居るような気持ちになります。
誰よりも地元を知って欲しいという気持ちで作られたパンフレットには、強い引力があります!!
【北海道積丹町】どっこい積丹/北海道積丹町すんげぇ青くてたまげるよ。
表紙を見ただけでインパクトのあるこのパンフレット!!!
タイトル「どっこい積丹(しゃこたん)」とは、思い切ったネーミングですね。
一度聞いただけで、心を鷲掴みにされてしまいます。
北海道積丹町は「しゃこたんブルー」と呼ばれる紺碧の海と、日本海の荒波に削られたダイナミックな奇岩群が神秘的な、岬のエリアです。
その絶景を惜しむことなく前面に打ち出したこのパンフレットの写真たちは、どれも生き生きとしています。
青い海とごつごつした奇岩、神秘的な日の入り、雪景色、祭りで行われる天狗の火渡り、ドアップのウニ丼など、様々な表情を見せてくれます。
あまりにもステキな写真ばかりなので、何度でも繰り返し見たいなと思ってしまいます。
手元に置いて、好きな時にさっと出してながめられるのも、パンフレットの強みです。
また、ARアプリを起動させたスマホをパンフレットの指定の個所にかざすと動画が見られるという、より具体的に積丹をイメージできる工夫もあります。
表紙のタイトルをや、随所に散りばめられたメッセージは、勢いのある毛筆で書かれています。
“来んかい積丹 見んかい絶景 すんげぇ青くてたまげるよ。
”や“海の青が目に沁みる でも痛くねぇから なんぼでも見てや”や“ほれ、食べんかい積丹名物! 旨いのなんのって”などなど。
随分とぐいぐい推してくるのね、でも、嫌いじゃないな、この感じ。
まるで、現地の人に話しかけられているみたいな気分で、親近感と安心感が湧いてきます。
パンフレットを読んだおかげで、初めての土地への緊張が吹き飛び、行くのがさらに楽しみになって来ました!
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KOSRAE ミクロネシアの宝石/精霊の宿る、神秘の島
グアムの南東、ミクロネシア連邦ではボンペイに次いで大きな島「コスラエ」。
今までたくさん海外旅行に行ったことがある方でも、コスラエには行った事がないはずです。
なぜなら、コスラエは地球の歩き方などのガイドブックが販売されておらず、現地の情報を得ることは、個人はもちろん旅行会社でも難しいからです。
コスラエ州政府観光局が発行しているこの観光パンフレットが、私たちが入手できる日本語で書かれた唯一の発行物です。
そんなパンフレットに出会えたこと自体が、奇跡ではありませんか!!!
さあ、ページを開いてみると、そこは別世界。「ミクロネシアの宝石」と呼ばれるこの島は、美しい珊瑚と抜群の透明度を誇る海に囲まれ、島内には手つかずの自然が豊かに広がっています。あまり知られていない、だからこそ守られてきた自然が残る。
それを体験できるなんて、贅沢ですね。
パンフレットには、時差、気候、電気やインターネット環境の情報など、旅行者が知りたい情報が載っています。
治安もホスピタリティも良く、人々も親日家でフレンドリーとくれば、安心して楽しめそうです。
現地の詳細な情報が満載なのも、こんな稀な出会いがあるのも、パンフレットのおかげですね。
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【東京都小笠原】世界自然遺産 小笠原諸島
小笠原諸島は、東京の南1,000kmの太平洋に浮かぶ島々。
2011年6月に世界自然遺産に登録されました。
ザトウクジラのジャンプやアオウミガメの産卵が見られるなど、大自然の姿を数々のメディアで見たことがあり、ご存知の方も多いかも知れません。
それらの写真が、A4サイズ見開きのページで味わえるのは、観光パンフレットの醍醐味です。
また、旅行雑誌やテレビで取り上げられる情報はどこも有名どころばかりで、同じ映像だなと感じたことはありませんか。
その点、観光パンフレットは地元の人が選んだ多彩な魅力が盛り込まれ、改定のスパンも短いので、常に最新情報が掲載されているのです。
また、じっくり読むことが出来るので、より深く知ることが出来ます。
みなさんは、小笠原が大陸と一度も陸続きになったことがないということを知っていますか?海を越えてたどり着いた生きものは独自の進化を遂げ、それが現在は多くの固有種となり、貴重な宝となっていること。
このかけがえのない自然を守るために、観光客の方々にもルールを守って楽しんでいただくエコツーリズムが実施されていることなど。
世界自然遺産としての価値を知ったうえで観光に訪れれば、旅に付加価値が与えられます。
一緒に父島や母島のガイドマップも取り寄せれば、並べて見ながら旅の計画に役立ちます。
ちなみに、小笠原の海は「ボニンブルー」と呼ばれ、独特の濃く深くどこまでも透き通った青色なのだそうですが、先ほどの積丹の海「しゃこたんブルー」は紺碧で、パンフレットを比べてみると、その色の違いがはっきりと分かります。
パンフレットで見比べたあとは、やはり本物を見に行きたくなりますね。
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