京都市観光協会のフェイスブックページは、2011年8月9日より運営され、2013年10月現在、合計いいね数、約5,500、話題にしている人、約1,000人のサイトです。
国際観光都市として、海外から訪れる方も多いため、ページへの質問やコメントの書き込みに諸外国の方の姿も見られます。数々の時代絵巻をイメージする色とりどりな写真や情報を盛りだくさんに掲載し、ぱっと見た感じが華やかなイメージを持つのが特徴です。
【カバー写真は広角で撮影した物を使う】
カバー写真を平均月1回の割合で更新し、トッピックス活用しています。カバー写真は、投稿写真に比べ、横長広角に掲載されるという特徴を生かし、風景全体を広角でとらえた写真をピックアップしています。全体像がイメージできる写真をカバーには使う、部分的にピックアップする写真は投稿記事に使うと、使い分けているのが特徴です。
【ホームページとの連携を強化】
京都市観光協会の投稿記事には、ほとんどの記事にホームページのアドレスが掲載されています。フェイスブックページを訪れる方に伝えたい内容は、盛りだくさん。でも、伝えたい情報が多すぎて、それを流動的な情報を掲載するフェイスブックページに全て書き込んでいては、複数あるせっかくの投稿が埋もれてしまう。
そこで、ほとんどの投稿記事にホームページへのリンク張り、興味のある方をホームページに誘導する仕組みを取っています。逆にこの手法は、ホームページの中で埋もれ探しにくい情報をピックアップで紹介することにも繋がります。
【ポスター写真の活用で、早めの告知】
掲載する写真は、大概がイベントの開催のときに撮ったものをUPすることが多くなってしまいますが、それではなかなかイベントの集客につながりません。京都市観光協会のフェイスブックページでは、各イベントをするときにつくられる掲示用ポスターをうまく利用し、告知を行っています。
ポスターは、遅くとも1カ月くらい前にはつくられます。そのポスターが出来上がったときに、写真としてUPすることにより、前もっての告知効果を出しています。訪問者の方も、1カ月前に情報がわかっていると、現地を訪れる計画が立てやすいものです。
【写真を加工して、見せたい写真をまとめて見せる工夫】
イベントの紹介にも、開催報告にも写真は欠かせないものですし、ピックアップしたい場面は複数あるものです。フェイスブックには、アルバムという機能があったり、1記事に複数枚写真をUPできる機能があったりしますが、パソコンで見ないとなかなか見づらいものです。
そして、時として複数写真が掲載されていることを見逃してしまいます。京都市観光協会のページでは、イベントの写真を加工し1つにまとめることにより、複数写真を一度に見せる工夫をしています。様子がわかればいい場合は、この方法が有効です。
【思わずシェアしたくなる、関係者でなくても伝えたい情報を掲載する】
フェイスブックページに掲載する記事をより多くの人に見てもらうのに、シェアしてもらうということがあります。シェアしてもらうことにより、ページに「いいね」をしてくれている人の友達から友達へと情報が拡散され、それがフェイスブックページの存在を知ってもらうきっかけに繋がります。
シェアしてもらいやすくするには、情報を受け取った人に誰かに伝えたいと思ってもらうこと。不意の交通規制や、その地の交通機関のダイヤ編成などの情報は、住んでいる人でないと伝わりにくいものです。京都市観光協会のホームページでは、観光地の案内だけではなく、訪れる人が困らないようそういった情報も小まめにアップしています。そして、そういう内容の記事は多くシェアをされているのが見受けられます。
京都市観光協会
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