日本の首都東京のほぼ中心に位置し、丸の内、霞が関や永田町といった日本の中枢機能を持つ中に、神田や鍛冶町など江戸時代の風情を今でも残す過去と現代が共存している教育と文化のまちです。
2016年6月にスタートした千代田区観光協会のフェイスブックページは、更新は週2回程度ですが、約3,300ものいいねを集めています。2013年春からフェイスブックページの担当者が変わったようで、投稿内容が多彩になっていることがうかがえます。
【都会は地元の人でも知らない「へえ~」な情報が多い】
観光協会がフェイスブックページを運営している目的は、もちろん地元に観光客を増やすこと。しかし、地元の人がいいと思わないものは、観光客にも受け入れられません。地元が活気づくから面白みが増す。そんな地元の人が「へえ~」となる投稿はシェアが多くなります。
【限定話題はスパイス的に使用する】
プレミア・ここだけ・今だけという「特別感」に弱い人は多く、人の目を引くキャッチコピーの要素です。「特別」それだけで得した気分になる。ただし、「特別」・「限定」は連発しては価値が下がるので使い方は要注意。料理に使うスパイスと同じで、ピリッと引き立たせるものです。スパイス効果が発揮されれば、フェイスブックページに訪れる人を飽きさせません。
【使い古し?いえいえ、鉄板ネタは必需品です】
それぞれの地域で毎年当たり前に行われているイベントや行事があるはずです。いつもやっているものだから・・・ではなく、これがなくっちゃとかやっぱりこれだよねと思っている人は、その地域に多いはず。誰しもが「それそれ!」、「待ってました!」と共感できるネタの投稿は必需品です。
千代田区観光協のフェイスブックページでは、そんなイベントや行事の「楽しみ方ガイド」をwebサイトにつくり、地域内外から来る人たちが盛り上がる投稿をしています。
【ブログを巧みに使い分けて訪問者を誘導。必要な情報を必要な人に的確に届ける】
千代田区観光協会のフェイスブックページは、ほとんどの投稿記事が概要だけで詳しい内容はwebサイトを整備し、webサイト内に誘導しています。
リンク先への誘導は、いいねをしても「見る」という行動にまで移らないこともしばしばです。パソコンで見ている場合は、リンクへ飛ぶことは容易ですが、スマホやipadなど移動端末で見ている場合はリンク先まで表示させるのは興味がある内容のみになってしまいます。
さらに、表示させたリンクの先が興味のないものばかりが毎回続くと、訪問者離れになってしまいます。千代田区観光協会のフェイスブックページは、リンク先のブログは1つですが、投稿記事の内容により町ごとに分けた題名を付けて、自分に関係あるかないかが一目でわかるようにする工夫が見られます。
どこか懐かしい風情も残す東京都千代田区。現代と過去が共存するどこか不思議な地域です。
千代田区観光協会
https://www.facebook.com/ChiyodaCityPR