国の天然記念物に指定されている「鹿」が、飼育されているのではなく街中で自然生息していることで知られている奈良県奈良市。
奈良市にある観光協会のフェイスブックページは、開設日は定かではないが、2014年12月にページへの1,500いいねに対する御礼投稿があり、そこから1年も経たないうちに5,600以上のページへのいいねを獲得し、日々の投稿記事には平均300前後のいいね数付く注目のフェイスブックページです。
【鹿の話題が多い、必要なのは当たり前ではなく、なるほど感】
奈良と言えば「鹿」と誰もが連想するのが当たり前のような地域。それでもあえてシンボルとしてその話題を乗せて認知度をより確実なものにする。単純に、地域のシンボルである「鹿」を愛してやまないのかもしれないが、そこでプラスされるのは、地元の人では当たり前が、外の人から見ると当たり前ではない、なるほどになるということ。
情報発信は気づく目を養う必要あり。そんな投稿には、「いいね」やシェアが多くなります。
【まちで拾ったいい話題を逃さす投稿】。
普段歩いていて何気なく見過ごしてしまう風景も、実は話題にすると面白く思わず現地に行きたくなる投稿になることがあります。奈良市観光協会の投稿では、こんな内容に1,000以上の「いいね」が付きました。
投稿ネタは、やはり足で稼ぐもの。知っている町のつもりでも、歩いてみれば「ネタ」ができていることも・・・
わが町のことを知らないのは、意外と住んでいる人のほうかもしれません。たまには別の人の目線になって見慣れた風景の中を歩くことも必要です。
【限定品のような、そこでしか見られない情報にシェアが増える】
フェイスブックページの投稿記事でシェアを多くもらうために欠かせないのは、期間限定の話題と、思わずきれいと言ってしまう写真。
限定は「旬」、思わずきれいは「感動」を与え、人の心を動かします。それがテレビニュースでもめったに見ることのできない貴重映像であれば、なおさらフェイスブックページを見る人の「行ってみたい」を増殖させます。
思いつかない場合は、過去の写真を見て研究しましょう。どの季節の写真に、どの風景の写真に「いいね」や「シェア」が多かったのか。
【カバー写真でイベントの告知】
フェイスブックページに投稿する話題は、日々流れていくもの。
流れてほしくない話題を見せる方法として、投稿記事を固定させるハイライト表示というのがありますが、奈良市観光協会のフェイスブックページでは、ハイライト表示を使用せず、カバー写真でイベントの告知をしています。
カバー写真ですので、「いいね」や「シェア」数は少ないですが、カバー写真は投稿記事と違って、変えるまで固定表示されるものなので、知らせたいものを知らせる効果は絶大です。
奈良市観光協会
https://www.facebook.com/narashikanko