鳥取県中央に位置する倉吉市。
倉吉市は、その昔城下町として栄えており、現在でもその風情を残す町並みとなっています。
白い漆喰の壁と赤瓦、蔵や商家が建ち並ぶ路は、散策にもぴったりな観光スポットとして人気を博しています。
江戸と明治の面影残す町並み「白壁土蔵群」
倉吉の玉川沿いには、白壁土蔵群が残っています。
この白壁土蔵群は江戸、明治期に建てられており、赤瓦と白い漆喰壁のコントラストが風情のある町並みを創り出しています。
白壁土蔵群は、現在国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、レトロな魅力が漂う町並みを形成しています。
建物自体は、物産館、喫茶店、ギャラリーなどに利用されています。
町並みを散策すると、落ち着いたゆるやかな時が流れ、歩きながら心が癒される気分を感じます。
風情を着て歩く「絣でまち歩き」
白壁土蔵の建つ古き良き風情が漂う倉吉の町並みを、江戸時代から伝わる伝統工芸「倉吉絣(くらよしがすり)」の着物で散策。
「倉吉絣」には、鶴、亀、松などの縁起の良い模様が複雑で精巧に織り込まれています。
この伝統的な着物をレンタルして、そぞろ歩きを楽しめるのも倉吉の魅力のひとつです。
山陰随一の桜の名所「日本の都市公園百選」打吹公園
白壁土蔵群近くには、標高204mの倉吉のシンボル打吹山(うつぶきやま)があり、そのふもとには「さくら名所百選」にも選ばれた山陰随一のさくらの名所「打吹公園」があります。
春には、多種多様の桜やつつじが咲き誇り、夏に新緑、秋に紅葉、冬は椿とシーズンを通して美しい花に囲まれる市民の憩いの公園です。
花々と公園の美しさから「日本の都市公園百選」にも選ばれており、園内には博物館、小動物コーナーのほか、すもう場、野球場、テニスコート、陸上競技場などの総合運動場もあります。
開湯1300年の歴史 白金の湯「関金(せきがね)温泉」
大山(だいせん)や、蒜山(ひるぜん)三座などの山々を見渡す関金温泉は、保養・療養効果に優れ、「日本の名湯百選」にも選ばれています。
奈良時代・養老年間(717~724)の発見と言われ、開湯1300年の歴史を誇ります。
江戸時代に番所が置かれ、備中往来の宿場町、湯治場として栄えました。
別名「白金の湯」とも呼ばれる良質のお湯は、多くのファンを魅了します。
関金温泉の周辺には、美しい水や自然と遊ぶスポットもあり、ご家族連れにもおすすめです。
釣りや魚のつかみ取りが楽しめる清流遊YOU村(せいりゅうゆうゆうむら)
関金温泉から車で約25分、小鴨川の源流沿いのアウトドア施設「清流遊YOU村」は、自慢の清流のおかげで夏前になるとホタルも見られます。
渓流では、イワナ、ヤマメ、ニジマスなどの魚釣りや魚のつかみ取り、バーベキューが楽しめるという、子供から大人までアウトドアライフを満喫できる施設です。