静岡県にある下田市、「黒船来航」で知られる港町です。下田市観光協会のFBページは、3,000人のいいねをもらっているページで、レビューも数多く入っているファンの多いページです。
【写真で呼びかける工夫】
FBページのカバー写真にイベントのイメージ写真や開催日時を入れ、ページ訪問者に告知をする手法がよく見受けられますが、下田市観光協会のFBページはこれにちょっとした工夫を取り入れているようです。
伝えたい側にすると伝えたい魅力は多く、あれもこれも盛り込んで文章にしてしまいがちですが、見る側からすると箇条書きでも構わないので、情報の骨子だけがほしいときもあります。下田市観光協会のFBページでは、そんな気持ちに訴求するための訴えたいことをピンポイントでつくり、視覚に訴える画像を作っている投稿が目につきます。思いを短く端的に伝える。難しいことですが、重要なポイントです。
【ウリはウリらしく、最大に魅力あるものにして発信】
地域のウリ、セールスポイントは地域を愛する人なら数え切れないほど持っていると思います。それをあえて絞ることにより、訪問する側に思いが伝わりやすくなります。ここは自然が豊富で、山も海も素敵です。でも、その中でも一番のウリはここですと、言えるものを追求し、その魅力を前面に押し出す。そして、その魅力を最大限引き出す工夫をする。それがファンを確実につかむことになると思います。
下田市観光協会のFBページは、「海」を一番のウリにしているので、その海の魅力を存分に引き出した写真を投稿することにより、いいねとシェアの数を増やしている投稿が見られます。
インターネットを経由した訪問者はFBページばかりではありません。下田市観光協会のFBページの投稿に、ホームページに掲載した情報が好評だったのでFBページにも情報掲載をしたという投稿記事があるように、いろいろな窓口をつくって連動させる工夫も必要です。
【イベントとの連動をわかりやすくする工夫】
イベントの告知は早めに行い、そのあと続けて関連情報を投稿することにより、FBページ訪問者の「行ってみたい」の気持ちを「行きたい」に変えていく流れが必要になります。
下田市観光協会のFBページは、投稿写真にイベント関連情報であることが一目でわかるように、イベントのロゴマークを入れている投稿が見受けられます。
最初は意味がわからない写真に挿入されたロゴマーク。でも、目にする回数が増えると何だろうと気になり、関連サイトへ誘導するURLがあれば、その後確実に認識するようになります。統一して、認識を深める。わかりやすい工夫です。
下田市観光協会
https://www.facebook.com/shimoda.kanko