小山町は、静岡県北東部に位置し、富士山須走口を保有しており、開山期間中(例年7月上旬~9月上旬)には、多くの登山客で賑わいをみせます。
また、童謡に歌われ昔話に登場する「金太郎」生誕の地とされている小山町は、富士山を間近に眺めることができる自然豊かな町です。
平野と山地が交わる裾野に位置することから、自然あふれる田園や小川の流れる風景も小山町の魅力のポイントです。
それらの景色を楽しみながら、颯爽と走れるサイクリングコースもたくさんあり、週末には大勢のサイクリストで町は賑わっています。
東京2020オリンピック・パラリンピック自転車競技ロードの開催地に選出され、男女ロードレース、タイムトライアル、パラリンピック男女ロードレースなどが「富士スピードウェイ」を中心に開催されました。
その富士スピードウェイは、スーパーGTやスーパーフォーミュラなど、数々のカーレースが開催されているモータースポーツの聖地です。
日本でもトップクラスの綺麗な小山町の自然が、都心から約1時間というアクセスの良さで体験ができます。
お越しの際には、小山町には誰でも簡単に利用できる「小山町デマンドバス(要予約)」があり、観光や散策に定時運行バスと併せて利用されると便利です。
それでは、富士山、桜の名所、ゴルフとサイクリングも盛んな、見どころいっぱい、夢がいっぱいの小山町の魅力をご紹介していきます。
その存在感に感動する、世界遺産「富士山」の広大で美麗な姿
小山町が、富士山に最も近いところに位置することから、町のどこからでも、崇高で神々しい富士山の姿を眺めることが出来ます。
季節や時間によって、さまざまな表情を魅せる富士山は、春はまぼろしの滝、夏は登山をお楽しみいただけます。
車で須走登山口の五合目まで行き、山小屋から小富士へ向かう遊歩道を歩く往復1時間のハイキングコースや、同じ五合目から往復50分歩くと、5~6月限定で見られる「まぼろしの滝」を見られるハイキングコースなどが整備されています。
富士山を見るだけでなく、このように周辺散策もできるレジャースポットが多いのも小山町の自然豊富な魅力です。
平安時代の武将に仕えたという伝説の力持ち「金太郎」の生誕地
赤い腹掛けと大きなまさかりがトレードマークの、力とやさしさと勇気を持った正義の味方「金太郎」は、小山町にとって欠かせないキャラクターです。
その力強さが、都からやってきた平安時代の武将、源頼光の目に留まり、金太郎は都へ行くことになり都で武芸に励み、坂田公時と名乗ったという伝説が小山町に継承されています。
立派な武士になったと言われる金太郎のゆかりの地が町には色々ありますが、その代表的なのが写真の金時公園は、生家の跡地に建つ金時神社がある公園です。
また、周辺には金太郎が産湯をつかったとされる「ちょろり七滝」、金太郎が登って遊んだとされる大杉「金時杉」、源頼光と初対面した滝「不動の滝」など、その他にも小山町に金太郎ゆかりの地が点在しています。
(パンフレット小山町セットを是非お取り寄せください!)
写真提供:小山町役場
霊峰富士山を眺めならゴルフを満喫できる小山町
小山町には、全長13,364ヤード、36ホールの「富士国際ゴルフ倶楽部」を始め、
富士小山ゴルフクラブ、東富士カントリークラブ、東名富士カントリークラブなど、ゴルフ場が10クラブも営業しており、それぞれコース上から富士山が見え、自然の木々に囲まれた自然豊かなゴルフ場です。
小山町では、多くの町民がゴルフに親しみ、町民大会も開催されています。
サイクルタウンの聖地、小山
小山町は、急こう配で標高が高いことから、自転車(ロードバイク)の世界的な大会「ツアー・オブ・ジャパン」なども開催されるロードレースの聖地です。
駅前にはレンタサイクルを扱う駿河小山駅前交流センター、サイクルゲートも設置されていて、サイクルタウンの実現に向け取り組んでいます。
また、小山町は東京2020オリンピック・パラリンピック自転車競技ロード開催地として、世界に感動を与えた舞台にもなりました。
開催記念のモニュメントが町内5カ所に設置されており、たくさんのサイクリストが訪れ記念撮影を行っています。
(写真のモニュメントは、富士スピードウェイ西ゲートに設置)
写真提供:小山町役場
新緑から紅葉まで、木々の彩りを楽しみ癒される「富士箱根トレイル」
全長43㎞の富士山から続く山々に恵まれたトレイルロードです。
ブナの木や四季の植物を楽しみながらハイキングをお楽しみいただけます。
4月~10月上旬頃は多くの花が咲き、ブナ林の葉が落ちる10月中旬から1カ月ほどは紅葉がトレイルを彩ります。
大正ロマンが漂う、国登録有形文化財「豊門(ほうもん)公園」
小山町近代化の礎を築いた富士紡績(株)が優れた景勝の地を選び、従業員及び、地域住民に修養、教育、保健、慰安の場を提供することを目的に、大正15年に豊門公園の整備を始めました。
公園内には、東京向島から移築された国登録有形文化財の豊門会館(旧和田邸宅)と西洋館があり、西洋館1階で営業している豊門カフェではゆっくりとくつろぐこともできます。
小山町が平成16年に富士紡績(株)から豊門公園を購入し、翌年17年度に豊門会館・西洋館・噴水泉が国の登録有形文化財として登録されました。
写真提供:小山町役場
世界文化遺産「富士山」構成資産「東口本宮冨士浅間神社」
全国1300社以上存在する浅間神社のうちの1社で、現在の富士山須走口の登山道の起点として東口本宮と称されています。
平安時代の初頭、桓武天皇の時代802年に富士山東脚が噴火した際、須走の地に斎場を設け鎮火祭を斎行したところ、同年4月初申の日に噴火が収まりました。
この御神威を報賽すべく、平城天皇の時代807年に現在の御社殿の地に神をお祀りしたことが創建と伝えられています。
現社殿は、江戸時代後期に再建されたそうですが、境内には杉の古木に囲まれ荘厳な雰囲気が漂います。
県天然記念物の神木・ハルニレの巨木、溶岩に鎮座する狛犬、信しげの滝など、見どころが点在しており、資料館には社宝や富士信仰関係の資料が保存展示されています。
平成25年には、富士山の構成資産の一つとして富士山とともに世界文化遺産に登録されました。
写真提供:小山町役場
「日本のさくら名所100選」として名高い「冨士霊園」
敷地面積213万平方メートルの園内には、約1000本のソメイヨシノと約7000本のヤマザクラが植えられており、例年4月中旬の満開時には多くの人で賑わいをみせます。
その中でも、霊園中央の桜並木のトンネルの美しさとその壮大な景色は圧巻です。
写真提供:小山町役場
自然豊かな小山町が産出する美味しさ満点の「名産土産」
小山町には、自然の恵みを活かした名産土産がたくさんあります。
たとえば、お米コンテスト2021で特別最優秀賞を受賞した、地元ブランド米「ごてんばこしひかり」。
富士山麓の湧水を掛け流して育てる阿多野産の水かけ菜を、丹念に塩もみして製造している「水かけ菜漬け」。
地元ブランド米「ごてんばこしひかり」の米粉100%の生地に、新鮮な卵と蜂蜜をたっぷり使用して焼き上げた、しっとりとした重厚感あるグルテンフリーのヘルシーバウム「金太郎バウム」。一度食べたら、美味しさでやみつきになること間違いなしの銘品ぞろいです。
写真提供:小山町役場