千葉県房総半島の南西部に位置する館山は、西は波穏やかな館山湾、南は黒潮海流の太平洋に面し、内陸部には田園や丘陵が広がる海と山と大自然が広がる街です。
古くは里見氏の城下町であった館山、南房総の温暖な気候に恵まれているため、四季を通して色鮮やかな花々が街を飾る美しい街です。
陸続きとなった自然公園「沖ノ島」
館山湾の南にある小さな無人島「沖ノ島」は、以前海岸線より500mほど沖合いにありましたが、関東大震災による隆起などで今は陸続きとなりました。
周囲1キロほど岩場と砂浜で囲まれた島は、磯遊びに適した場所でもあります。
ビーチコーミングやシュノーケリングに最高のスポットとなっています。
絶壁の岸壁に建つ「崖観音(大福寺)」
館山湾を一望できる眺望スポットともなっている船形山の絶壁に建つ、舞台造りの観音堂が
『崖観音(大福寺)』正式名称は『普門院 船形山 大福寺』です。
観音堂のご本尊は、十一面観世音菩薩で崖の中腹にある祠に彫り込まれています。
ムードたっぷりな館山は「恋人の聖地」
館山湾越しに望む富士山、絶景の夕景、美しい平砂浦海岸など、美しい景勝地がたくさんある館山は、カップルにとってとてもロマンチックな街であるとして、「恋人の聖地」に認定されています。
夕焼けに染まる富士山を眺められる鏡ケ浦では、まさにカップルの距離も縮まる恋人の聖地に
ぴったりなベンチもあります。
富士山の眺望と色とりどりの花が咲き誇る「城山公園」
城山公園は、里見氏の居城だった館山城跡を整備した公園です。
公園内の山頂にある天守からの眺めは、まさに格別な風景で鏡ヶ浦を中心とした館山の市街地が
一望できます。
公園内には季節に合わせて水仙、桜、ツツジ、さつき、紫陽花などの花が咲き誇ります。
市民の憩いの場である公園内は、白砂利の枯山水や小流れをあしらった日本庭園、茶室や児童公園、そして博物館本館などがあります。
博物館本館では、この地を170年間の長い年月治めてきた戦国武将里見氏を中心に、安房の歴史と民族が紹介されています。
館山の海は魅力がいっぱい
冬でも花の咲く温暖な気候が自慢の南房総館山。
国定公園にも指定されている綺麗な海岸線など、館山湾を中心に海辺のまちづくりを行っている館山市では、海の魅力を多くの人々に楽しんでもらえるよう活動の輪を広げています。
様々行われるイベントがある中、「たてやま海まちフェスタ」はとても人気のある海の魅力を満喫できるイベントです。
絶景に酔いしれよう「鏡ヶ浦の夕景」
北条海岸のある館山湾は、とても波が静かで「鏡ヶ浦」と呼ばれています。
海は遠浅で海水浴に適しており、ヨットやウィンドサーフィンなどのマリンスポーツも盛んな館山湾。
そして、空気の澄んだ天気の良い日には、富士山を眺めることもできます。
また館山湾に沈む夕陽は、周囲をオレンジ色に染めてしまうほど見事で、その光景はまた格別なことから、日本の夕陽百選・関東の富士見百景・東京湾100選にも選ばれました。