軽井沢で人気のある教会 聖パウロ教会
今回は数多くの教会がこの軽井沢の地に建てられている中で、日本の文学や芸能に関係の深い教会をご紹介いたします。
『軽井沢聖パウロカトリック教会』は、1935年(昭和10年)に英国人ワード神父によって設立されたカトリック教会です。
この教会ができる頃には海外からの居住者は1300人を超えていたそうです。
アントニン・レーモンドの設計
設計は、米国建築学会賞を受賞したアントニン・レーモンドが担当した軽井沢の歴史的建造物でもあります。
アントニン・レーモンド氏はフランク・ロイド・ライトの元に学び帝国ホテルの建築の際に来日後日本に留まり多くのモダニズム建築を残しています。
アントニン・レーモンド設計の軽井沢聖パウロカトリック教会。塔の形がとても美しい!聖堂内は木造で、素朴で無骨な感じがした。 pic.twitter.com/Nl73H6Kw8u
— 椎茸 (@bilvnai) 2019年6月25日
この聖パウロ教会の建物はヨーロッパの教会を意識して建てられており、木造建築でありながらコンクリートも上手く使われていて融合しています。
湿気の多い軽井沢で湿気の影響をあまり感じないのは不思議です。
また、ガラスはステンドグラスを使用せずに、ふすまのような磨りガラスで図柄が浮き出ていて日本にもマッチしています。
色々な作家の文学作品に登場する。
不思議なことに、この軽井沢はまるで教会銀座のように各種教会が立ち並んでいるのですが、軽井沢に由縁のある作家の「堀辰雄」やノーベル賞受賞作家でもある「川端康成」の作品にも登場していて、堀辰雄は小説「木の十字架」の中で、”聖パウロ教会で結婚すると多くの人たちから祝福される”という文章を記したそうです。
軽井沢銀座に戻り、チャーチストリートと呼ばれるショッピングモールを過ぎた所に、優美な三角屋根の聖パウロカトリック教会。 pic.twitter.com/A6ORUwTZjm
— 世相記 (@sesouki3073) 2018年8月16日
宮崎駿監督が手がけた有名なスタジオジブリの映画「風立ちぬ」。
零戦の設計者である堀越二郎が、愛する女性・菜穂子が肺結核で療養し亡くなるという切ないストーリーは、堀辰雄の小説「風立ちぬ」が元になっています。
多くの芸能人もここで結婚
有名人では吉田拓郎さんや西郷輝彦さんと辺見マリさん、林正和さんと森山加代子さんらがここで結婚されたようです。
3月、ガンダッシュして今に至るのですがひと段落ということで小休止
雪が降る軽井沢へ行きました
あそぶのって楽しいものですね昨年特集雑誌の復刊以来一番見に行きたかった建築、
アントニン ・レーモンドの聖パウロカトリック教会にも行けました
静の存在感 pic.twitter.com/kusPsuy4tb— nakanis|hi|nami (@mattarinaa) 2019年3月17日
ここはお分かりのように結婚式用の教会ではなく本当の教会ですので、結婚の際に必要な3つの確認事項があるそうです。
1)初婚であること(死別は別)
2)両親に認めてもらえている事
3)付き人が当日付き添える事だそうです。
何か無理な事ありますでしょうか?
◇まとめ
軽井沢の歴史にしっかり根ざしたまるで軽井沢の歴史そのもののような教会でした。
機会があればぜひここで永遠の愛を誓ってくださいね。
◇連絡先
カトリック横浜教区軽井沢教会
〒389-0102
長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢179
電話:0267-42-2429
ファックス:0267-42-6151
尚、カトリック横浜司教区は神奈川県、静岡県、長野県、山梨県の全てのカトリック教会を運営しています。
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